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シルクロードの名所旧跡などの歴史に触れる
1. 巨大な規模を誇っている--秦の始皇帝陵
兵馬俑坑は秦の始皇帝陵の東側1.5kmに位置する陪葬墓である。1974年に農民の井戸掘削の際発見されていなければ、墓を護る兵馬の陶俑は今なお地下に眠っていたであろう。発掘された兵馬俑坑は3つあり、坑内には陶俑陶馬8000 点、青銅器が4 万余点が見つかった。
2. 中国唐朝の最も代表的な陵墓--乾陵
乾陵は唐の高宗と則天武后の共同陵墓。石刻人形、石刻獣、華表(立石)が多く見られます。陪葬されている永泰公主は17歳で他界した孫娘。地下の墓道から墓室まで、唐時代の武士や女官、青龍・白虎など、くまなく壁画が描かれていました。西安は都の歴史が古いのでこの他にも皇帝の陵墓がいくつかあります。
3. 楊貴妃のラブロマンスの舞台--華清池
臨潼県驪山の麓にある温泉観光地で、唐の玄宗皇帝と世界三大美人、楊貴妃のロマンスの舞台。
4. 古来の宗教聖地--華山
最高峰となる南峰の標高は2,160m。花崗岩の岩場を削って、無数の石段が作られており、一部には断崖絶壁の上に作られた20cmほどしかない足場や桟道を通って行かねばならない場所があり、宗教聖地として、格段の険しい山として知られる。
5. 砂漠のオアシス--月牙泉
鳴沙山の麓にあるオアシスで、三日月(中国語で月牙)の形をしているので、月牙泉と呼ばれます。砂漠の中にあって何千年前から絶えることなく湧き続けている不思議な泉です。泉のそばの楼閣と砂漠の風景は敦煌の代表的な景色といえます。
6.仏教芸術の宝庫である--莫高窟
敦煌は古代シルクロードの交通要所に位置し、古より東西の貿易の中継地であり、また宗教、文化および知識が融合しあう合流地でもあった。 その敦煌市内から東南へ25km、鳴沙山東麓の絶壁上にある莫高窟は「千仏洞」とも呼ばれる仏像の石窟。
7.地球上2番目に大きな内陸塩湖である--青海湖
青海省の西にある中国最大の内陸塩海湖です。湖には小さな島がいくつかあり、その中の鳥島は面積わずか0.8㎢ですが、インドガン、オグロヅル、鵜、白鳥など10万羽以上の各種渡り鳥が生息しています。
8.西遊記では炎が上がる山として描かれている--火焔山
トルファンのシンボルともいえる山です。赤い泥岩の山肌に深い縦皺が刻まれ、陽が当たると燃えているように見えます。実際に地表温度は90度、気温は40度を越えるというまさに火焔地帯。西遊記で孫悟空が、涼をもたらす芭蕉扇を巡って牛魔王と戦った場所です。
9.壁画の宝庫である--ベゼクリク千仏洞
火焔山の北麓にある、高昌国時代の仏教遺跡です。約1kmにわたって83個の窟が点在します。ベゼクリクとはウイグルの言葉で「装飾された家」を意味します。その古い壁画が残っています。
10.「中国のスイス」と呼ばれる--天山天池
ウルムチから東へ110km、天山山脈の中腹、標高2000mにある面積4.9㎢の湖。雪解け水でできた青く透明度の高い美しい湖です。
11.葡萄棚がある良い散歩道--トルファン
シルクロードの食べ物といえば干しブドウ。ここは果樹園地帯であり、一方でブドウ製品すべてが集まる市場。火焔山の西側の谷間およそ10kmに渡ってブドウ棚が広がります。種々のブドウと干しブドウのほか、ワインや食事が楽しめて、ウイグル族の歌や踊りも開催しています。
12. シルクロードの交差点--カシュガル
カシュガルに来たらバザールの見学は外せません。西域ならではの果物や香辛料などが並びます。また職人街は家具や鍋、荒物などを店前で作っている様子を眺めるのも楽しいです。シルクロードの繁栄とかつての東西交流の賑わいを彷彿とさせます。